子どもの名づけで避けた方が良い漢字があるということが言われています。身近に名づけが使用されている漢字でもそういうものがあるということです。ここでは、名前を付ける時に使用しないほうが良い漢字は実際にあるのかについて解説いたします。
漢字の意味は名づけに影響することはない!
姓名判断を行うと、子どもの名前に使用しないほうが良い漢字があるということです。それも流派によってまちまちで、ある流派では使用しないほうが良いと言われることがある一方で、別の流派では全然影響しないと言われることがあります。
たとえば、「幸」という漢字は幸せを表すという意で名づけられたりしますが、その一方で、名づけることで不幸になるということも表しています。そのため、あまり使用しないほうがよ良い漢字と言われたりします。実際には、良い意味があるということで名づけられているので、別段問題がないと言えるでしょう。
漢字の意味は事後に与えられたものである
漢字の意味は、事後に与えられたものというのが一般的な見方です。漢字の語源からそういう意味になっただけでなく、いつの間にか加わった解釈もあります。いつの間にか恣意的に使われたものもあるということです。
1つの漢字についてポジティブなものがある一方で、ネガティブなものもあります。「幸」という漢字のように、今ではポジティブな見方が一般的なものであっても、実はネガティブな意味が含有されていたりします。
しかし、漢字の意味は人間が恣意的に付けられたものが一般的なので、それが普遍的ではありません。解釈する人によって、ポジティブにもネガティブにもなるということです。解釈する側によって異なるものが、普遍的な名づけで影響するわけがありません。そのため、自分たちが込めたい意味に基づいて名をつけて頂いても構わないということです。
姓名判断において、漢字の意味はあまり関係なく、画数とか名前のバランスのほうがとても重要です。画数とか名前のバランスを重要視して決めていただいたほうがよいでしょう。
子どものことを考えて!名づけに使用しないほうが良い漢字はある
漢字の意味は名づけに影響することはないとは言えども、子どものことを考えた名づけに使用しないほうが良い漢字はあります。たとえば、「悪魔」のようにすぐに悪い印象を与えるような漢字は、子供を不幸にしたいと願っているように感じるでしょう。
出生届で受理されない漢字は使用しない
名づけで使用できる漢字は、常用漢字や人名漢字に該当する3千字程度です。実際には1万近くも漢字がありますが、その中の30%程度しか人の名前で使用できないということです。人の名前で使用できない漢字が出生届で記入されていたら、これは受理できないことになります。受理できないので、改めてこどもの名づけを考える必要があります。
子どもに配慮がない名前も避けた方が良い
子どもの名づけは何よりも肝心なことです。子どもの一生を決めることになるので、良い名前を付けたいと思うのは当たり前のことです。こともの名前を姓名判断で確認するというのもとても有効なのが分かります。
子どもに良い名前を付けてあげたいと思う反面、悪い名前を付けてしまう親がいます。悪い名前の例がキラキラネームです。キラキラネームは、親の虚栄心が働きすぎて、子どものことを考えていないように思えてならないでしょう。
キラキラネームを付けてしまうと、世間でとても評判が悪いので、子どもがとても苦労する未来しか見えてこないでしょう。子どもに変な苦労をしなくても済むように、まともな名前を付けてあげてください。